メリークリスマス!どうも、フジサキです。
毎年近所の教会でイルミネーションが飾られるのですが今年も相変わらずキレイでしたv写真撮ればよかったな。
お、そういや猫キャスト、結構変わってますね。
奥田さんグリザと石井さんデュトはお久しぶり、かな?岩崎さん、ミストお疲れ様でした~。田井マンゴは今回も短かったですね~。片山マキャも牛コリコもチェンジ。意外と早かったですねえ。
それと。五東さんはしばらく来ないと思ってたんだけどなあ。ということはアイーダの千秋楽メンバーは現時点の役者さんで固定と思っていいのかな。多分。
話変わるのですが昨日でハムレット開幕しましたね。福井さん最近お名前見ないなあとか思ってたらレイアーティーズ演られるそうで。そうか中々猫に来てくれなかったのはこの稽古のせいか…。今のところ観劇予定は無いですが一回くらいは観たいな。ってまず本読まないと^^;
それでは。今年も残り少ないですが善き日を過ごされますようにv
はい。クリスマスと言う事でささやかながらフリーssでも置いておこうかと。
報告は無しで大丈夫です。
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「おや、皆で集まって何してるんだ?」
いつもなら静寂に包まれている教会が今日はいやに騒がしい。
街で見かけないと思っていたらここに集まっていたとは。
近寄ってしがみ付いてくるバブに笑顔で「ただいま」と言い、見回りを終えたマンカスはそう尋ねた。
「あ!マンカスおかえり!ギルとコリコがね、”クリスマスツリー”っていうの拾ってきたんだって」
口火を切ったのはジェミマ。すでに骨組みだけは出来上がっているツリーを見上げて、「それにしてもこんな大きなものよく運べたわね」とジェリロが驚嘆の声をあげた。
確かに…。マンカスの背丈よりも高いそれはあの2人には相当重かっただろう。
「おう!重そうだったからランパスにも手伝ってもらっ「ばッ!言うなって!」
説明しようとするコリコの口を慌てて押さえるが、どうやら時既に遅し。
バツが悪そうに恥ずかしそうにうつむくギルに「別に一人で運べなかったから格好悪いなんてことはないわ。アナタも手伝ったのでしょう?」とジェリロが優しく微笑みそう言う。「ジェリロぉ…」
「はいはい分かったから。マンカス、ランパス お疲れさま。
クリスマスツリーっていうのはね、ノエルに飾るんだ。
いちばん上には星を飾るものなんだって」
端で別の話を展開させている2人を押しやるスキンブル。鉄道での旅のせいか、見た目通りといったところかマンカスよりも博識だったりする。
「で、そのノエルというのが今日だと」
「そういうことみたいだね。駅にも飾ってあったし」
「でもここのはまだ飾りつけはしていないんだな?
よし、それじゃ皆でやろうか。俺も手伝おう」
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「あっこらそこの2人!マンペル、お前らのことだっ。
飾り持ってどこ行こうとしてる。
!…ったくタガー、お前はどうしてそう邪魔するのが好きなんだ。
ギルをからかうのもやめてやれ…。おい、誰が雌猫を口説けと言ったか!」
監督業務も楽ではない…。自ら作業を進めるかたわら、皆に気を配るのも中々に疲れる。
加えて慣れない手作業に悪戦苦闘していると隣の黒猫が心なしか微笑んでいる。
「ふふ、マンカス大変そうだね」
「ん?そう言うミストは…へえ?存外上手いじゃないか」
器用な手つきで飾りを括り付けていく様は流石奇術師といったところか。
「そりゃね。前いた所じゃよくやってたからさ。
…そう言えばもうここに来てから一年くらい経つのかなあ」
「時が経つのは早いものだ。
確かミストと初めて出逢った日もこんな寒い日だったな」
「うん。今の僕がいるのはマンカスのお陰だもんね」
「?」
突拍子もないことを言われ不思議に思い顔をミストの方にやる。
俺が彼に何かしてあげられたのだろうか。
「だってそうだよ?ここのみんなが僕に居場所をくれたんだ。
…こんなヘンな力を持っているのに。
魔法が使えるのが嫌で…どうしてみんなと違うんだろうって。
だけどね、ここに来てから変われたかなって思うよ。
だってリーダーの君がいて、認めてくれて。
今はね、僕はこの力を誇りに思えるんだ。本当にありがとうマンカス」
にっこりと笑って目前のリーダー猫にお礼の言葉を言う。
「そうか?俺は大したことはしていないと思うが…。
だがミストがそう言うのなら、そうなのだろうな。どういたしまして、ミスト」
少し気恥ずかしそうに照れ笑いをする。そしてふわりと微笑んだ。
「うん。…よし!みんな大方飾りつけは終わったみたいだね?
最後の仕上げといこうか」
***
皆ツリーから少し離れて立つなか、一人ツリーへと歩み寄る。スゥーッと深呼吸をし、静寂を打ち破るかのように両の手をパンッと打ち鳴らす。
そのままふわぁと手を広げ 頂の星に焦点を合わせる と星が白く淡い光を帯びきらきらと光りだす。
そして一際大きな光が発せられたかと思うと、室内にもかかわらずダイヤモンドダストのようなものが天井から降り注いでくる 。
「…うわあっ…すごいミスト!」
誰のものとはつかぬ賞賛の声があちこちから聞こえてくる。
「ミストお兄ちゃんすごいね!バブねバブね、こんなキレイなのはじめて見たよ!」と、小さな子猫が素直な感想を寄せてくる。興奮しきった様子で、その目はきらきらと輝いている。
「ふふvそう言ってくれると僕も嬉しいよ」
ね?とばかりにマンカスにウィンクしアイコンタクトを送る。背中を押してくれてありがとう、と。
感謝しよう
皆と聖なるこの日を迎えられたことに
そして願わくばこれからも平穏な日々が続きますように
I wish you are merry Christmas .
12,25,2007
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ここまでお読みくださりありがとうございました!稚拙な文章ですが心に何か残るものがあれば感涙です。そして初めてCATSを観たときの感動を与えてくれたAさんとMさんに感謝を。今までありがとう。絶対忘れません。
ミュージカル・映画感想等書いてます。
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