（ 2009/01/01） この心臓が鼓動を止めたって （俺には消えないものがある、だから、お前の負けだ）

こんばんは、フジサキです。
ではでは早速、映画『Ｋ‐２０』の感想をばｖ
全面ネタバレなので未見の方は読まないほうがよろしいかと思います。

黒いマントに黒い仮面。
…私が好きにならない筈があろうか？！それは否！！（笑）
キャストさんは金城武さんしか知らなかったので、鹿賀さんが出て来てびっくり、です。しかもまさかのちょい役で（笑）映画を振り返ってみるとかなりの豪華キャスト陣で二重にびっくりです。

映画観て、まず最初に思ったのが…冤罪って恐ろしいですね！（…）
もう主人公の平吉が不憫すぎて泣けてきます；でもそんな境遇にあっても平吉らしさがずっとあって…健気なところが本当に可愛いと思います。
ていうか金城さん格好良すぎです…///ワイヤーアクションとかほとんどご自身でなさってたみたいですね。流石ハリウッドスター。３枚目路線のはずが超２枚目で格好良すぎます。格好良くて憎らしいくらい（笑）なのに、全く嫌味な感じがしなくて好感が持てます。
鳩を愛でてるのも可愛くて仕方ないですねｖｖ監督曰く“鳩ボーイ”ですから（笑）
しかもコミカルな部分も忘れてるわけじゃないんですよね＾＾クールでスマートなだけじゃない。笑いの部分はひたすら笑わせていただきましたｖ
陸軍施設から逃げるときに、二十面相の格好して逃げてたら仮面が邪魔で「はぁっ…はぁっ…って見えねぇッ！（怒）」とかツッコミ入れたり、その後のヘリコプターで警察を撒くときに、葉子「平吉さーん！笑ってー！」に「えっ？！…ぇ？…はあーっはっはっはー！！」とか慣れない高笑いとか。照れてそうだな～ｖｖ
葉子のことを「おひめさん」と呼ぶのにもキュンキュンしますｖｖ頭良いのに朴念仁で可愛いなあ～///そこがピュアで素敵なんですよねｖ

いやーしっかし明智=二十面相だったのが一番驚きました！えっと、実は源治じゃないのかな～って疑ってました（笑）でもやっぱり、という感はありますね。
死んだ後ももしかしたら出てくるかな？と思っていたのですが…出てきませんでしたね＾＾；小林少年が「明智先生の仇を取りましょう！」とか言ってましたから。さらっとそ知らぬ顔で出て来てほしかったな～。
あ、キューブの仕掛けはすぐに分かりましたよーｖ！ふふ。結納式のロングのショットで床が映った時に、あーこの模様さっきいじってたキューブ…と気になって、それから後は平吉の指すとおりですね。デザイナーさんの指には流石に気づきませんでしたが…でも今なんか細工したのかな？と気にはなっていたんですけどね。
そういえばパンフレットにありましたが、手品のシーン、あれって実際にやってらっしゃるんですね！焼き芋を新聞紙から取り出すのなんかカットしてやってるかと思ってました；ごめんなさい。だってあれ絶対魔法並みだもの！手品ってやっぱり面白い！
「今日のメニューは～…焼き芋か、焼き芋か、焼き芋となっております」、シンスケ「…えーと、じゃあ３番のヤキイモっｖ」とか面白いな～ｖｖと思って観させて頂きましたｖｖ

平吉が明智に変装してるシーンでは仲村さんすごいなー！と思いました。
観客は平吉だと思ってみるから自然な演技、で済むのですが、実際演じていらっしゃる役者さんはそうじゃない。平吉が変装してる明智だっていうのを観客に教えなきゃいけない。だけど姿格好はいつもと同じ自分。
いつもと同じ自分で、表面はいつもの自分を演じるんだけど根本的な中身として違う人物になる、っていうのはすごく難しいと思うんですよ。いっそ容姿が違うなら演りやすいのに。仲村トオルさんの、あの演技に脱帽です。すごいなーって純粋に感動しました。だって平吉そのもの。役者さんってスゴイ！

変わって最後、平吉と葉子が別れるときのシーン。途中で平吉の言った「あの人を初めて見たとき、鳩のような人だと思った。…お前は、あの人を羽ばたかせてやってほしい」という台詞とかけてるんですね。
白い鳩を手品で取り出して、その鳩を見送ってフと視線を外したら平吉、新しい二十面相はもうそこには居ないっていう。格好良い終わりだなー！と思いました。なんて粋！ところどころのくっさい台詞には噴き出してしまいそうでしたが（笑）

長くなりましたが、こんな感じでした！久しぶりに良い映画を観ましたｖまた行こうかな～（笑）
ではでは、ここまでお読みくださりありがとうございました！